逆説

 高校時代の担任の先生は、ことわざに凝っていた。生徒に、ことわざ辞典から好きなことわざを選ばせ、朝礼で一人ずつ発表させていた。

 

私は、『我を非として向かうものは、わが師なり』を選んだ。

なぜだろうか?

最近、人から教えられることの重さを感じている。

こんなにも誠実な方に出合ったのだから、私もいい加減な生き方は出来ない。

ことわざは、その重みをもっていることに気づく。

 

生き方の教師に出合いたい。

私の積年の願いが叶えられようとしている。