2023-01-01から1年間の記事一覧

朝やけ

早朝、空に朝やけを見つけた。 何か良いことが起こりそうな気がしている。 駅から、湧いてくるように先を急ぐ人々が見えてきた。 私も電車に乗ると、席が空いている。ゆっくりした気分で、窓外の景色を楽しんむ。 目的地につくと、ホームで小さな女性が、白…

明日

明日は、ボランティアの仲間で忘年会をすることになった。 いつもの場所で、なんとなく茶話会の予定。 勉強熱心な人々を思って、さっそく差し入れを考えた。 一人ひとりのイメージから、炊き込みご飯の具材を考える。 かみごたえも味もよい鶏肉は○○さん 干し…

流れ

早朝から雲の動きが気になっていた。 何かが、起きている。 色んな流れが重なって、新たな水脈を形創るようだった。 冷たい水の流れも、どこからかの流れと混じり合って温度が変わるだろうか? 空が川のうねりのように見えて目を見張った。 こういう地球に生…

受診日

今日は、ペットのネコの受診日です。 リックを準備していると、ネコの勘が働いたようです。 いつもと違う何かを察知したらしく、素早くベッドの下に潜り込んでしまいました。 娘が、大好きなチュルルで誘いますが、反応しません。 仕方なく、狭い隙間に手を…

悲しむことは生きること

タイトルの本は、福島県相馬市で原発被災者の治療に当たる精神科医が書いたものだ。 私は、10年ほど前に沖縄のPTSDを書いた記事から、この著書である蟻塚亮二という人に興味をもっていた。 現在は、福島で治療に当たるこの医師の内容を読み、普通の人では無…

角度

聖堂は半円形であるから、座る場所によって物や人の見え方も、音の響きも随分と違うのだと気づいた。 司会をする気にならなかったらきっといつまでも気づかなかった。 人の人生にも、裏方が居るらしい。 そしてそれは、失ってから気づくらしい。 もっと語り…

旅の途中

疲れがたまり、眠れない日々を過ごしていた。 それで、 まだ涼しい早朝に出かけるようにした。 広い聖堂の中は涼しく、静かに過ごしたい人が集まっていた。 2時間漂い続けたメディテーションが終わりに近づいた。 その時パイプオルガンから、アニュス・ディ…

すべての人のしあわせを願いながら

今日は自治会の活動で、フラダンスの日だった。 一人新しい方が来られた。 「87才です。仕事は家族の洗濯物係をしてます。歌が好きでコーラスに行っています。」と、明るく元気な挨拶をされた。 教えてくれる先生も86歳、他の方も70〜80代だから、お手本のよ…

押し風

聖堂を出て、歩き始めると風が吹いて来た。 土手に上がり声のする方向を眺めると、凹地に広がるグラウンドで、若者たちが全力で球技に没頭している。 私は観ているだけで、息が切れそうだ。 歩き続けて右に曲がると、全景が広がって見えた。 藻が生い繁る壕…

奪われても

戦争はすべてを奪う。 夫を、子を、家を、財産を、職を、健康をーー すべてを奪われても、なお生きてゆかねばならぬ人は、いま世界の中に多い。 私の妹、英子もまたその一人である。 英子は何ももっていない。慈善病院のベットに引き揚げの身一つを横たえ、…

振り返り

たくさん見送った人々がいた。ということは、自分もそれなりの年齢に達していると言う事だ。 「たくさん話していい思い出になったよ。」そう言って旅立った人が居た。 そこで、自分との思い出を振り返ってみた。 私は、どんなに大変なことでも頑張ってやって…

新月

「20日の新月までは解毒・浄化の期間だから、洗濯や染み抜きなどしんどい仕事はやりどきなのよ。」 待ち合わせ時間に10分遅れた私への友人のアドバイス。 朝6時に起床したが、待ちかねていた時が来たかのように、やるべきことが押し寄せている。 メールの内…

prolonged exposure therapy

「偉い人は、何でも赦されるんだな。」 そんな言葉が、数年前の私のボォーっとした頭に浮かんでいた。 『アドボケイト』 昔、それが私の仕事だったはずだった。 その力を、この世でだった一人しか居ないかけがえのない人のために、使うかな。 今、自分のため…

折かけの鶴

数年前の事。友人が「高齢のシスターが作ったのよ。」と言って、聖母子像と共に小さな鶴を10羽持たせてくれた。 私は、この小さな折り鶴を大切に持っていた。 小さな鶴を折りながら、ご高齢のシスターは何を考えただろうか? この鶴に何かしらの思いが込めら…

場所

友人との絵本や小説の読み合わせは、もう2年程続いている。 「今までに長編小説をずいぶん読んで来たね。あの青年医師の癌の闘病記なんかこころに残ってるね。」 お互いに一週間の出来事を伝え合い、心の湧きあがる思いも話し合った。 そこに豊かな時間があ…

星座

自治会の総会が、3年ぶりに振りに開かれた。 会場に着くと、既に椅子も並べられていて開催時間までずいぶん時間があった。 なので、首にかけていたネックレスをみんなに見てもらった。 一緒にストレッチのサロンに通う88歳の女性が細かいビーズでネックレス…

アディショナル‐タイム

昨日は、日差しが強くやや汗ばむ日となった。 夕方、町内の防犯パトロールの時間。涼しくなり風が出ていた。警察OBを含めて、総勢10人程が集まった。それぞれ拡声器や防犯灯、拍子木を携えて一時間程巡回する。 拡声器で「還付金詐欺に注意して下さい。暗証…

口伝

町会で4年振りに開催されるお祭りの打ち合わせがあった。 ところが四年前の資料は、残されていない。 町会は70年の歴史があるが、4年前から、やっと資料を残すようになったばかりだった。それまでは、口伝で体験しながら伝えて来たから、事前資料など必要が…

流れ

夕方、雨が止んだようだったので買い物に行こうとしたが、夕立に見舞われた。食料も底をつきかけていたので、大きな傘を持って出かけた。 自治会の総会レジメを入れていた袋をそのまま持って出てしまったから、18カ所巡りのおまけ付きだった。 さっさと済ま…

愛を知らない

「愛を知らない人なのだ。」友人がそう言った。 知る術が無かったら、何処かに探すしかない。 出会えたら、幸運。 そう言ったことかなぁ。

時差

パソコンが出来るだけで、自治会で役所への申請書類を作成する役をもらった。 軽く考えていたが、なかなかの分量だ。 時々、お向かいのご近所さんが修正した会計報告を持って来られる。 こんなに細かい仕事をしていたなんて知らなかった。 前年度の書類をみ…

サイレントメンセージ

長年お世話になっていた人は、施設に入っていました。もう30年来のお付き合いでした。しかし、コロナ感染でしばらく面会が出来なくなっていました。 近くに来ていましたが、いつも気になりながら恐くて足が遠のくのです。 しかし今日は、直面化しなければな…

ウロボロス

殺伐としている最悪の状況の中で、にもかかわらずひそかに育ち始めるものがある。その尊い現実に気づくのが「まことの人」なのかも知れない。 私は、この文章の不思議な力に引き込まれて行く。 呼びかけられていると感じるのは、 講座の中では、たどたどしい…

ぞう

象は、高度な知恵を働かせ生き方を知り尽くしている。 子育てでは、誇りと尊厳を教える。 映画のナレーションを聞きながら、 自分は、寝起きの機嫌の悪い子どものような気分です。 高度な感受性をもつ象に学びます。 90おおお ;

愛が流れる

夕方、友人から連絡があった。何かを話したいらしい。 (難しいことだったらどうしようか。) 色々なパターンが、脳裏を駆け巡った。 約束の時間になり、友人からのコールがあった。 たくさんの友人と繫がって、深い瞑想状態を得る事ができた。その喜びの体験…

主の時を待とう

「我々は、主を待とう! 主は、我々の最も良い時に来て下さる。」 「どんな言葉を言っても、気持ちは休まらないだろうけど。」 夫が、静かに問いかけるその葉を涙が止めどなく流れた。 泣けたなら、こころも洗われるのか。楽になった。

どこまでも

青空がきれいな写メールが送られてきた。 ふと見上げて見ると、こちら側の空も、どこまでも高い青空が広がっている。 空は、繋がっているのだなぁ。

手紙

朝のお参りをを済ませて、帰りがけに見た空には、何か文字が書かれていたようだった。 誰が何を書いただろうか? と、思いをながら歩いていく。 亡くなった人々を思った。今の私を見たら何て言うだろうか、何かメッセージを書いたなら、何を書いただろうか?…

手紙

朝のお参りをを済ませて、帰りがけに見た空には、何か文字が書かれていたようだった。 誰が何を書いただろうか? と、思いをながら歩いていく。 亡くなった人々を思った。今の私を見たら何て言うだろうか、何かメッセージを書いたなら、何を書いただろうか?…

無心

「無心のダイナミズム」という書籍を用いた意見交換に参加した。 どうすれば無心になれるだろうか。 人生が、舞台であるとすれば、 困難な情況を乗り越えようとするとき、人は何に頼るか? 「あなたは今まで、どのように困難を乗り越えてきましたか?」と、人…