あきらめない

 『現世公安を詠む』講座の最終日だった。

 相手をおとしめようとする弟子の質問に対して、道元はこころのあさましさを戒め反省させる。

 人を育てる仕事には、忍耐がいる。本物の生き方をしている人は、本気で生きてたから怖い。

 武士道を受けて、命がけで本当の人間として生きてみたいものだ。

 さて、私はというと、

 壁にあった諸々の飾りつけをきれいに取り払った。

 すると、まるで引っ越しをする人みたいな感じになった。

 白い壁に、新しい絵を飾る予定だ。

 新しい何かをこの部屋に迎える日。

 私にも、新しい変化がありそうだ。