地球の上で

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 『お弁当にチキンライスを作るよ。明日は一緒に公園へ行こう!』と友人を誘った。今朝は、6時に起きた。外は降りしきる雨音。とにかくチキンライスを作った。卵焼きで包んでオムライスのおにぎりにしてみる。こんなのは、初めて作った。楽しくなってもう二品。雨が止まなかったらどうしよう?傘をさして食べようかな?そういえば、ちょうど梅雨の時期だった。雨の中で3歳の娘とどろんこ遊びをしたっけ。そんな思い出が、もう一つあってもいいかな? 友人の気が変わらないうちにと思って『お弁当ができました!』と写メールを送った。

 ところが、待ち合わせの11時には、すっかり晴れていた。友人は会うなり「空を見て!白い雲が早い!」と感嘆の声を上げる。ああ、私は気がつかなった。どこまでも高い空がある。

 お弁当を食べて友人に喜んでもらった。園内の散策に疲れて芝生の上でお昼寝をする。すっきりと疲れは取れた。友人は「自然に触れられて良かった。あなたのおかげて現実の世界に戻った!」と言う。しかし地球に居ると気づいたのは、私なのほうなのだ。