朝、7時に家を出るとお天気が良いので驚いた。
昨日はニュースを見ただけで、寒いから外出は控えた方が良いと思っていた。
なぜか私は、「ビュービュー」と吹き付ける風の音を聞きながら、幼い頃の吹雪と同じ音だな。と感じていた。
小学校の登下校で強風に晒されると、窒息するような状態になる。冬には、しばしば暴風雪波浪警報が出ていたから学校は度々臨時休校になった。
私は、音だけで命の危険にさらせれることを無意識に感じ取っていた。
そんな回想をしていたから、まだ必要無いと思っていた冬物のコートを夜のうちに準備した。そしてまたカイロも。
事務所に着いて、掃除を終えると汗だくとなる。
また同じことを繰り返したな。と思う。
頬に当たる風は、確かに痛みを感じる程冷たかった。
しかし、太陽は光を増して輝き、「また思い込みで行動しましたね。」と言っている様だった。