ウロボロス

 殺伐としている最悪の状況の中で、にもかかわらずひそかに育ち始めるものがある。その尊い現実に気づくのが「まことの人」なのかも知れない。

 私は、この文章の不思議な力に引き込まれて行く。

 

 呼びかけられていると感じるのは、

 講座の中では、たどたどしい言葉でもって、参加者と語り合う著者に実際に接しているからだろうと思われた。

 

 何か思い込みが一つ外れて、本来の自分を自由に生きられそうに思った。