いい人は、神様に好かれるから早く亡くなってしまう。葬儀の度にそんな言葉を聞いた。私の父は63歳で亡くなった。それから、目の前に居るだけで安心できる上司は、64歳で亡くなった。
大切な人は、すぐに居なくなってしまう。心に大きな空洞が出来るような切ない思いが広がる。そんな思いを繰り返して来た。
今、また尊敬する人々も高齢となった。明らかにるい痩して来ている事を私は、感じている。
現実が私に迫って来る。
命は、限られている。
「一緒に歌って楽しかったよ。いい思い出になったよ。ありがとう。体に気をつけてね。」
そう言って数日で亡くなられた方がいた。
心が共鳴させられた宝のような思い出がある。
また、彼の地でお会いできるのかも知れない。
〝私は、自分なりに精一杯生きました。〟
そんな、思いで話しが出来るように生きようと思う。