試験の思い出

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 分厚いテキストだった。そこに、難しい専門用語が埋め尽くされていた。一つひとつ暗記するしかない。テキストを手に持っても疲れないくらいに細分化した。眠くても繰り返し読んだ。布団に入っても離さなかった。 

 5歳の娘が、夜中に目覚めて「ママまだ勉強してるの?頑張ってね。」と励ましてくれた。いつも、そんなふうにして地道な努力を重ねていた。

 いつも、悔しくて堪らなかった。何かに負けたくなかった。

 今、同じように自分の課題に取り組む私がいる。

 今回の試験には、合格は無い。だけど、精一杯の努力をしている。

 きっといつの日か、晴れ晴れとした青空に、満開の桜が咲く事だろう。💮