皇居ラン

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 東京駅まで行った帰り道、お天気が良いので徒歩で帰宅する事にした。

 いつもの様に、迷いにまよっての帰り道、そういえばこの辺で“二人展”というのがあり、写メに取っていたのを思い出した。住所を見ながら歩くが、近いはずなのに見当たらない。あきらめようかな、でもせっかく気づいたのだし、、

 ちょうど交番があったので、おまわりさんに教えてもらう。ゼンリン地図からすると、私は目的地をすり抜けて全く反対側へきてしまったらしい。またもや、ぐるぐるっとまわりやっと見つけた。

 その絵は、ピクニックに来た老夫婦が、歩いた道を振り返っている。なんてやさしい絵だろうか。早速送ってもらう事にした。

 帰り道、何となく歩いて居ると公園があったので、しばらくベンチにかけてぼ~っとあたりを眺めていた。遠くの方で3歳くらいの小さな男の子が、アスレチックのロープに一生懸命つかまって、すぅーっと滑っている。

 上手 ! と思った瞬間、足が地面に引っかかったのか転んでしまった。思わず笑みがこぼれる。男の子は、すぐに起き上がって、又ロープにつかまって滑っている。

 一息ついたので、何となくこっちの方向かなと思う方に歩いた。きれいなお濠が見えて来た。方向は間違えていないようだ。水面がきれいだ。5年前までは、セミナーで上京した時に、皇居ランをしてたっけ。どうしても自分の願いを叶えたくて、ジョギングしてかなりのダイエットもできた。そんなことを思い出した。

 「たった一度しかないあなたの人生ですから、思い通りに生きて下さい。」

 「神さまだけを信じて下さい。」

 そんな、家族や友人に支えられて、今ここにいる事を思い出した。

 そしてまた、走り出したくなった。