今日、「とうとう見つけました。3回見に来た甲斐がありました。」
と夫が連絡してくれました。泰山木は、花も2~3個ついていたそうです。見つけられた達成感があったそうです。
それがこの写真。
花の時期に間に合って良かった。
3と言う数字について思い出したことがあります。
数年前に「三という数字には重要な意味があるのよ。」と、高齢のシスターが言われていました。
彼女は、長期の入院で認知が困難な情況になっていました。
しかしいつも車椅子を自分で操作し、鼻歌を歌いながら廊下を移動する体力がありました。
彼女はある時、廊下の真ん中で急に頭を抱え込んでいました。
「私の何が悪いのか分からない。でも神さまを信じる事だけは判る!」
と言って笑顔になり背筋を伸ばしました。
そばで見ていた私には、感動する一瞬でした。
もう一つの三は、娘のお弁当を作っていた時でした。梅干を三つにちぎって白いご飯の上に載せました。
それを見た娘は「パパとママと○○ちゃん?」と言ったのです。
その発想と、かわいらしい表情が思い出されて熱い思いがこみ上げます。
家族が増え、悲喜こもごも大切な思い出も増えて行きます。
夫が送ってくれた泰山木の写真は、長崎原子爆弾の惨禍で生き残りました。
幹の中央には焼け跡が残っています。
二度とこのような惨禍が繰り返されない様に。
被爆の生き残り証人として銘板が設置されています。
今を生きる人々の旅に、豊かな三がありますように。