セスナ機

友人が、朗読してくれるのは、アラスカが好きな星野道夫の話だ。

道路がない山間部へのアクセスには、セスナ機を使う。

その氷の地面へ命がけのテストランディングの情景が目に浮かんだ。

墜落死した仲間を追悼する人びと。

大自然の中で、時代とともに、悲しいまでに生き生きと生きている人々の話が星野の目線で描かれている。

ブルックス山脈ってどんなとこだろうか。

北の故郷の冬山の光景が目に浮かび、

自分が儚い人間であることを思い出していた。