2022-01-01から1年間の記事一覧

一人はみんなのために

検査の帰り道で、胃が痛くなった。地下鉄に乗ってもまた痛んだ。 自分では、簡単と思っていたのに体は、負担を感じたらしい。 一人では辛いから、また安心出来る人に会いに行った。こう言う時こそ話した方がいい。 話して、ずいぶんこころが楽になった。同じ…

手紙

何かを伝えたくて、毎日、手紙をせっせと書く。宛先が百人になったら自分の願いが叶うような気がしている。 今日は、家族を通して知り合った人に手紙を書いて送った。気がつくと会ったことも無いのに既に信頼し切って書いている。 返信があるとまた自信がつ…

同志

妻は、すでに意思表示も出来ない状態となっていた。年老いた夫は、いつまでも自宅で妻を看たいと望んだ。「シベリア抑留から帰った。そして戦争によって青春時代を失った妻と共に生きた。妻は同志なんです。」そう語られた。 TVドラマがあり、シベリア抑留生…

いのちがあるなら

私は今日もまた手紙を書く。 その人は、まだお会いした事もない方だ。しかし、人を通して力強いメッセージをいただいている。私の全身から思いがあふれ出して、心にある思いの全てを伝えたくなっている。 存在の力と言うものだろうか。書かずにいられないか…

雨が降ろうと

雨にも負けず、連日朝から図書館に通う。 何かが見つかるかも知れないと期待を込めているのです。 探し物は、見つかるのか。 見つからなくても、やるだけの事はやった。と思いたいだけか。 無駄な抵抗しているだけか。 今日は掘り出し物があるかもしれないか…

気づかなかった風景

時間ばかりに気を取られていました。開催時間に遅れれば、相手の方に迷惑だと思ったからです。 しかし、それが考えすぎであると思い直しました。少しばかり遅れても、心の広い彼女は、穏やに迎えて下さるかただからです。 私は、15分も遅れて到着しました。…

デザイン

DESIGNは、皮下組織の血流が持続的に損傷される事によって起こる傷害の評価を行う。これによってエビデンスに基づく効果的な治療方針が決定される。 人の生き方にもデザインがある。そう考えて来た。幼少期に機能不全な環境で育った者の人生の損傷は大きく、…

忘れていたこと

終末期へのケアだった。「あなたは、どんな子供でしたか?」「困難な時、どのように乗り越えて来ましたか?」と言う問いかけに 家族を残して旅立つ準備をしていた専業主婦の彼女は、「夫は、優しいだけじゃだめなのよ。」と語った。私には分からなかったが、…

人魂

どうしても、どうしてもと泣き叫ぶ声が聴こえます。 簡単に、解決できるようならこんなに頑張れない。 ただひたすらなんです。 そうせずにいられないでしょう。だって…。 思いが溢れて大つぶの涙がこぼれます。 泣きながら、嘆きながら生きるんだな。人は…

アンラーニング

誤って覚えたことが多い。 「本当のことを言いなさい。」と言われたので、本当のことを言った。 そうしたら「そんなはずはない。」と叱られ、言い直しをしなければいけなかった。 本当のことは、本当が判る人に言うべきだった様だ。

まなざし

ジィッと娘の寝顔を凝視していた。最近美容室で、カールしたかわいらしいまつげ。まっすぐに閉じたまぶた。スヤスヤと穏やかな寝息。彼女がベビーだった頃、いつまでもこうしてずっと見ていたい。と思ったことを思い出す。かわいなぁ、この時間をいつまでも…

信仰

人の言う事を仰ぐと書くんだなぁー。そんな事を考えながら図書館まで歩いていた。 図書館までの往復一万歩で、今日の目標の一つは達成できる。 数日間続いた雨が上がってひんやりとした風が吹いていた。桜の花びらがはらはらと舞う。弁慶濠のほとりの木々に…

ビルケナウからのメッセージ

強制収容所を見学した時は、戦争はすでに終わっていた。それにも関わらず、わたしは恐怖に襲われていた。 当時の私は、足元がゆらぎ不穏な世界を生きて居た。ガス室に閉じ込められてしまい、天井から殺人ガスが降りそそぐ光景。その情況に同化していた。 し…

ねこの気持ち

ネコのこまちは、専用のベッドでくーくーと寝息を立てていた。 夜、明かりが消えて静かになると、急に起き出した。ガリガリとキャットフードを食べている音が聞こえる。そうかと思うと、急に部屋中を駆け回って一匹運動会を始めた。 「夜行性だからね。」と…

ONE GOD

朝、目覚めると呼吸が楽だった。 Ibelieve in one God… 無意識のうちに浮かぶ言葉。 昨夜、こころに浮かんだ人に手紙を書いて見よう。そうしたら新しい道が開けそうだ。そう思ったからだろうか。 やりたいことをどんどんやった方がいい。 何年も何年もかけ…

お母さん

娘が泊まりに来るので、アレルギー対策をした。 とにかく、家族の苦しみを見るほど辛いものは無いから。 リネン類も二度洗いして、部屋の隅々までほこりを徹底除去する。 ネコは、『かわいいそうだから洗わなくていいよ。』と伝えられていたが、アレルゲンな…

リクエスト

尺八の演奏が夫から送られて来た。 かなり、音を外しているので「ご近所中の人が病気になるからやめて‼︎」と言った昔を思い出して笑った。 頑張って練習したらしく、今日は、なんとかメロディになっている。でもロングトーンがまだ苦しそうだ。 私にも弾き語…

神は、あなたの道を閉ざされない。

数日前からパソコンがフリーズしてマウスが動かない。カーソルだけでは、使いづらい。 パソコンも人も休養が必要と言うことかな? リフレッシュのため、全身の力を抜いて、タコのように歩いた。赤坂御所の周りを警備している護衛官に挨拶する。そうすると、…

卒業式

桜を見ようと、土手に行って見ました。 すると、今日は近くの大学の卒業式らしく、袴姿の若い女性がいっぱいでした。 そこは、夫の卒業した学校です。さっそく写メを送りました。三枚目でやっと気づいたようです。 思えば、後に私もここで学ぶ事になるとは思…

海に沈む太陽

星の王子さまは、西に沈む太陽が好きで、日に何十回も見る👀と言う。 みんなで砂浜に寝そべり、沈む夕日をぼ〜っと眺めていたら、宝石がたくさん見えて来た。 さみしい時、悲しい時、必ずエールをくれた。 そんな物語を作った。

おとずれ

今日届いた絵は、決めてあった位置にピッタリと合い、部屋の空気が変わった。 ジィッと見ていると、新しい世界に入り込んで行く。 あーそうだ。私、絵が好きだった。ゴッホの絵を見た時、川面のさざなみのようなタッチが好きだな。と思った。 私は、いつまで…

答えは見つかる?

昨日の講座で、講師の先生が訳した書籍が10名ぼどの参加者に寄贈されました。 かざらない会話で、人としての生き方が書かれているそうです。 私としては、一人で読むのはもう疲れました。宗教にこだわらない参加者の方々の、生きた意見が読書よりも貴重に感…

あきらめない

『現世公安を詠む』講座の最終日だった。 相手をおとしめようとする弟子の質問に対して、道元はこころのあさましさを戒め反省させる。 人を育てる仕事には、忍耐がいる。本物の生き方をしている人は、本気で生きてたから怖い。 武士道を受けて、命がけで本当…

衆議院議員会館に行って来た

取材メモ 社会に出始めの若者が、劇団詐欺仕立ての大人に取り囲まれて搾取される。この性的撮影被害が深刻となっている。 4月からの成人年齢が引き下げられる。AV被害に対する個別の立法が無かった為、18〜19才の法的な保護が、後退してしまう。 驚くが、ア…

価値

こころの辛さをアートしてみた。 失った。ものは何だろう?全て無くした。と思っていた物が、埋もれていた自分との新しい関係の中に再び発掘できたら…。 私が閉じ込めてしまった中に、たくさんのSが含まれるていたなら…。

折りかけの鶴

数年前、夢の中で誰かに、お菓子の空き箱のを見せられました。その中には折りかけの鶴が入っていました。 この途中まで折りかけた鶴の続きを、私はどのように折って行くのでしょうか? 調べらたら色んな折り方があることが分かりました。でも自分なりの方法で…

馬鹿

桜の季節になると思い出す事が沢山あります。九州に居た頃、在宅で療養する患者さんを車いすに乗せ、よく桜を見に行きました。それも困難な情況になると、病院で咲いている桜の枝をもらって持って行きました。 「去年も持って行ったわね。」毎年、お願いして…

旧友

先日、夜間に地震があった。私は、長い時間揺れる地震に慣れていない。これで人生が終わる時もあるのかも知れないと思った。 咄嗟に考えたことは、人生の片づけ物が終わっていない無念さだった。私は、人生で出会って来た大切な人たちと語れない事が辛い。 …

locus of control

私は、人生のやっかいな課題を少しづつ手放している。16年前に使っていた本にローカス・オブ・コントロールのページがあった。 保健行動的中範囲理論では、介入として、 1⃣患者が独自に行った意思決定を肯定的に強化する。 2⃣変えられるべき行動を明確で具…

老夫婦

絵の中の老夫婦はピクニックの帰り道で時々振り返って、色んな事があったね。と語っているようだった。ほのぼのとしたこの絵が自宅の壁にピッタリだと思ったが本当にその通りだった。 「自分を肯定する人は、今、全力投球する。……」 私は、遠方に住む夫が毎…